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米国資本財セクターETF【VIS】【XLI】とは 特徴と比較

米国資本財 セクターETF
投資初心者
投資初心者
「資本財セクターETFとは?」
「VISとXLIはどちらを選べばいいの?」

この記事では、こんなお悩みにお答えします。

この記事を書いているのは、

ケイさん
ケイさん
米国株投資経験3年の40代サラリーマン。中小企業診断士の他、証券外務員一種、FP2級の資格を保有しています。

この記事では、米国資本財セクターETFについてご案内します。

本記事の要約

・VISの概要について説明します
・XLIとパフォーマンスを比較しています。
・資本財セクターの魅力を解説しています。




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資本財セクターとは

鉄道
資本財セクターは産業用の製品や建設機械の製造、鉄道、航空、物流など多岐に渡っており、BtoBビジネスをメインとする業種
です。他のセクターに比べても、サブセクターの種類が多いことや好況に強いことが主な特徴です。

VIS、XLIとは

航空機
VISの正式名称は、バンガード米国資本財サービスETF

MSCI USインベスタブル・マーケット資本財サービス・インデックスに連動する投資成果を目指します。

XLIの正式名称は、資本財セレクト・セクターSPDRファンド

資本財セレクト・セクター指数の値動きに連動する投資成果を目指すETFです。S&P500指数における資本財セクターのパフォーマンスを計測する指標となっています。

いずれも資本財セクターに特化したETFであり、景気の影響を受けやすい特徴があります。

VIS、XLIの概要

VIS概要

信託設定日など

VISチャート(Trading View HPより VIS:オレンジ色、XLI:青色)

VISは2004年、XLIは1998年の設定です。ステートストリートが運用するXLIの方が歴史があり、純資産総額も3倍以上となっています。

経費率ではやはり低コストで有名なバンガードが運用するVISの方がやや低くなっていますが、大差はありません。トータルリターンではXLIの方がやや上回っています。

構成銘柄数

構成銘柄数はVISが356とXLIより多くなっています。

資本財セクターはGAFAM(グーグル、アップルなど)が入っているセクターのように上位で突出したシェアの銘柄が無く、分散が効いていることが特徴です。

S&P500指数に採用されている銘柄だけで構成されたXLIが74銘柄であるため、中小型株が多く含まれているといえます。

上位銘柄

VIS上位銘柄

VISとXLIの上位10銘柄は共通していますが、順位は一致していません。航空機のボーイングやGE、3Mなどは有名ですが、他のセクターに比べると馴染みのある銘柄が少ないですね。

トップのハネウェルインターナショナルは航空宇宙事業、自動制御機器、自動車部品、工業材料などの製造を行う大手メーカーです。

小口分散されており、上位10社でも3~4割のシェアとなっています。

サブセクター

VISセクター別

航空宇宙・防衛、(産業)機械、コングロマリットが上位を占めています。コングロマリットとは直接の関連性を持たない複数の事業を傘下に治め、多角的経営を行う複合企業体のことをいいます。

ポストイットで有名な3Mは電気・電子分野やヘルスケア関連など多くの事業を展開するコングロマリットです。

運輸、建設関連、商社などサブセクターの種類が多岐に渡っていることが分かります。

資本財セクターETFの特徴

パフォーマンス比較

VIS5年チャート
(Trading View HPより VIS:青色、XLI:オレンジ色、VOO:緑色)

S&P500指数に連動するVOOとパフォーマンスを比較してみます。上記チャートは5年間の増減を示しています。

新型コロナウイルスの影響が出るまでは、ほとんど同じように推移していました。コロナショック以降は、ハイテク銘柄を含むVOOの方が早く回復していることが分かります。

VIS1年チャート
(Trading View HPより VIS:青色、XLI:オレンジ色、VOO:緑色)

次に直近1年間で比較してみることにします。この1年間だけでみると、わずかながら資本財セクターETFの方がVOOより高いパフォーマンスでした。

コロナショックで航空・鉄道関連の需要が大幅減となり、株価の回復が遅れていましたが、ワクチン接種の拡大により、株価が回復してきたことなどによるものです。

分配金実績、利回り比較

VIS分配金

次にVISとXLIの分配金と配当り利回り推移をみてみます。

過去5年間で年間分配金があまり増減が無いですね。2019年がわずかに増加していますが、その年を除くと、分配金はほぼ横這いでした。

一方、年末株価は5年間でほぼ右肩上がりに成長してきた結果、利回りは低下傾向となってしまいました。配当利回りは1.5~2.5%前後で推移しており、高配当銘柄とはいえなさそうです。配当利回りで比較すると、VISよりもXLIが全期間で上回る結果となりました。

まとめ

まとめ

資本財セクターは景気の影響を受けやすく、投資タイミングによっては高い成長も期待できる魅力があります。ただし、航空宇宙・防衛や産業機械など、個人投資家にはイメージしにくい分野も多いことから、難易度はやや高めといえそうです。

基本はS&P500指数に連動するETF(VOO)をおすすめしますが、一部資本財セクターETFを入れるのであれば、過去のパフォーマンスから個人的にはVISよりもXLIの方を選びます

また、他のセクターに比べると資本財セクターは銘柄数が多く、大型株で構成されているXLIでも相応に分散が効いているためです。