銘柄

米国ETF【VIG】連続増配ETFの特徴 VYMやVOOとの比較

米国ETF【VIG】 アイキャッチ画像
投資初心者
投資初心者
「VIGとはどんな銘柄?」
「VYMとどちらを選べばいいの?」

この記事では、こんなお悩みにお答えします。

この記事を書いているのは、

ケイさん
ケイさん
米国株投資経験3年の40代サラリーマン。中小企業診断士の他、証券外務員一種、FP2級の資格を保有しています。

この記事では、連続増配銘柄に投資するVIGについてご案内します。

本記事の要約

・VIGの概要について説明します
・VYMやVOOとパフォーマンスを比較しています。
・配当実績や投資対象としての魅力を解説しています。




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VIGとは

コカ・コーラ
正式名称は「バンガード米国増配株式ETF」(Vanguard Dividend Appreciation ETF)

過去10年間連続増配の米国株式への投資を行うETFです。不動産(REIT)は対象外となっています。高配当株式を投資対象とするVYMやSPYDとはコンセプトが異なり、増配を続けている株に着目している点が特徴です。

連続増配が必ずしも高配当というわけではありません。配当の増加よりも株価の上昇率が高い銘柄では高配当株とならないためです。

VIGの概要 VYMとの比較

VIG概要
VIGの特徴について、米国高配当株に投資するETFであるVYMと比較しながら見ていきましょう。

VYMアイキャッチ画像
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構成銘柄数

VIGの構成銘柄数は247であり、VYMほどは分散が効いていません。他の高配当ETF(HDV、SPYD)などに比べると構成銘柄数は多くなっています。(HDVは75銘柄、SPYD:77銘柄)

経費率

VIGの経費率は0.06%でありVYMと同水準となっています。VOOやVTIの経費率0.03%に比べると少し高いですが、100万円投資して年600円のコストは魅力です。

上位銘柄

VIG上位銘柄
VYM上位銘柄

連続増配銘柄というだけあって、上位10銘柄のうち6銘柄がVYMと共通しています。

S&P500指数で上位となるGAFAMのうち投資対象に含まれているのはマイクロソフトのみです。アルファベット(グーグル)、アマゾン、フェイスブックは無配当のため対象となりえません。

注目は、アップルが2021年時点で「9年連続増配」の銘柄であることです。近いうちにアップルが投資対象になることで株価の上昇が期待できるかもしれません。

セクター別

VIGセクター別
資本財や金融、消費関連のセクターが上位を占めています。11セクターの中で過去5年間のパフォーマンスが最も悪いエネルギーが0%となっているなど、他のETFとはかなり異なるポートフォリオとなっています。

過去5年間で最も高いパフォーマンスの情報技術セクターが14.5%とVYMよりは高いものの、VOO(約27%)やVTI(約23%)に比べるとかなり低いことにも注目です。

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VIGのパフォーマンス 他のETF(VOO、VYM)との比較

VIGチャート
(TradingView HPより引用 VIG:オレンジ、VOO:青色、VYM:緑色)

株価推移

上記のチャートは過去5年間の株価上昇率について、S&P500指数に連動するVOOおよび高配当ETFのVYMと比較したものです。

VOO>VIG>VYMの順序となっていますが、情報技術セクターのシェアの差が主な要因と考えられます。

また、チャートでは分かりにくいですが、2020年のコロナショックによる暴落局面では、VOOやVYMがピークから約32%下落したのに対し、VIGの下落率が約29%と少なく、回復も最も早かったです。不況に強いETFといえます

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配当推移

VIG配当利回り
上記のグラフは、2011年以降のVIGにおける年間分配金および配当利回りの推移を示しています。棒グラフの通り、分配金実績(青色)はほぼ右肩上がりで成長しています。

一方、配当利回り(オレンジ色)は低下傾向にあります。これは2011年末の終値54.65ドルに対し、2020年末の終値は141.17ドルと株価が約2.6倍に成長したためです。

それでは、仮に2011年末からVIGを保有していた場合、配当利回りはどうなるのでしょうか?

2011年末の終値54.65ドルで計算したものが「2011年終値ベース」の折れ線グラフ(グレー)です。2011年の利回り2.14%から2020年には4.2%と約2倍に成長していることが分かります。

まとめ

証券会社
VIGは連続増配銘柄を投資対象とするため、コンセプトとして魅力のある商品です。しかし、直近のパフォーマンスや配当利回りだけをみると、VOOに比べやや物足りなく感じるかもしれません。

それでも長期投資の観点より、十分におすすめできるETFです。
本記事を要約すると

本記事のまとめ

・VIGは連続増配銘柄に投資するETFであり、分配金は増加傾向。
・情報技術セクターの比率が低めで、過去5年のパフォーマンスではVOOが有利。
・不況に強く、長期的にキャピタルゲインとインカムゲイン両方が狙えるETF。

投資対象となる連続増配銘柄は、十分な利益を出し続けることができる優良銘柄です。
長期保有を前提とすれば十分に魅力があるので、なるべく早めにポートフォリオに組み入れたいETFですね。