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生活必需品セクターETF【VDC】【XLP】ディフェンシブな強み

生活必需品 セクターETF
投資初心者
投資初心者
「生活必需品セクターの特徴は?」
「VDCとXLPはどちらを選べばいいの?」

この記事では、こんなお悩みにお答えします。

この記事を書いているのは、

ケイさん
ケイさん
米国株投資経験3年の40代サラリーマン。中小企業診断士の他、証券外務員一種、FP2級の資格を保有しています。

この記事では、米国生活必需品セクターETFについてご案内します。

本記事の要約

・VDC、XLPの概要について説明します
・S&P500指数とパフォーマンスを比較しています。
・生活必需品セクターの魅力を解説しています。




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生活必需品セクターとは

清涼飲料水

生活必需品セクターとは、日用品や食料品など生きていくうえで欠かせないもの全般を扱う業種です。景気の良し悪しに関わらず消費されるものなので、不景気に強いディフェンシブなセクターといえます。

具体的には、清涼飲料、スーパーマーケット、酒・ワイン、家庭用品、食品などです。日常生活で消費しているものなので分かりやすいですね。

連続増配銘柄も多く、配当目的としても人気のセクターとなっています。

VDC、XLPとは

家庭用品

VDCの正式名称はバンガード・コンシューマー・ステープルズETF

MSCI USインベスタブル・マーケット一般消費財インデックスに連動する投資成果を目指します。

XLPの正式名称はコンシューマーステープルズ・セレクト・セクターSPDRファンド

コンシューマーステープルズ ・セレクト・セクター指数に連動する投資成果を目指すETFです。S&P500指数における生活必需品セクターのパフォーマンスを計測する指標となっています。

いずれも生活必需品に特化したETFであり、ディフェンシブな特徴があります。一方、景気拡大局面においても、高成長は期待しにくいセクターといえます。

VCD、XLPの概要

VDC概要

信託設定日など

VDC設定からのチャート
(TradingView HPより引用 VDC:オレンジ色、XLP:青色)

VDCは2004年、XLPは1998年の設定です。ステートストリートが運用するXLPの方が歴史があり、純資産総額も大きくなっています。

低コストで有名なバンガードが運用するVDCの方が経費率がやや低いですが、大差ありません。トータルリターンもほぼ同水準でした。

構成銘柄数

構成銘柄数はVDCが93とXLPより多くなっています。

ただし一般消費財セクターのVCRが約300、ヘルスケアセクターのVHTが500以上あることを考えると、VDCの構成銘柄数はそれほど多くなく、中小型株はあまり含まれていません

XLPの構成銘柄数は32と一般消費財セクターXLYの63に比べ約半分の水準。S&P500指数に含まれる生活必需品セクターの割合が少ないためです。

上位銘柄

VDC上位銘柄

VDC、XLPともにP&Gがトップで、2位がコカ・コーラとなっています。上位10銘柄は共通していますが、順位に多少の違いがあります。

上位2銘柄に加え、ウォルマート、コストコ、フィリップ・モリスなど日本でも知名度の高い多国籍企業が並んでいます

構成銘柄数が他のセクターに比べ少ないため、VDCでも上位10銘柄で6割以上を占めています。

サブセクター

VDCセクター別

バンガードとステートストリートでサブセクターの分類表示に多少違いがあります。コカ・コーラやペプシコ(ペプシコーラ)が上位銘柄に入っているため、清涼飲料(飲料)が上位となっています。P&Gがトップなので家庭用品も上位ですね。

タバコやお酒も生活必需品セクターに含まれています。不況でも消費を減らさないことを考えると納得できます。

生活必需品セクターETFの特徴

パフォーマンス比較

VDC長期チャート

(TradingView HPより引用 VDC:青色、XLP:オレンジ色、SPY:緑色)

上記チャートはVDCが設定された2004年以降の増減率を比較したものです。SPYはS&P500指数に連動するETFです。

約17年間の長期で比べると、2020年のコロナショックまでは生活必需品セクターがS&P500指数より好成績でした。注目は2008~2009年のリーマンショックによる暴落局面です。生活必需品セクターの下落率が小さく、不況に強い特徴がよく分かります。

VDC5年チャート
(TradingView HPより引用 VDC:青色、XLP:オレンジ色、VOO:緑色)

次のチャートは過去5年間の増減率を比較しました。VOOもS&P500指数に連動するETFです。過去5年で比較すると、生活必需品セクターはS&P500指数より低いパフォーマンスでした。

GAFAM(グーグル、アップルなど)を代表するIT関連企業の高成長により、S&P500指数が右肩上がりの高成長を続けてきたことが大きな要因です。また、コロナショックでは、異次元の金融緩和により株式市場が急成長した結果、ディフェンシブな生活必需品セクターが不利となってしまいました。

分配金実績、利回り比較

VDC分配金

VDC、XLPともに配当利回りはおよそ2.5~3.0%の範囲で同じように推移しています。年度によってはわずかに減配となっていますが、長期でみると分配金は着実に増加していることが分かります。

仮に2013年から保有し続けていた場合、2020年の配当利回りはVDCが4.95%、XLPが4.84%になります。長期保有することで、キャピタルゲインとインカムゲインの両方が期待できるセクターといえそうです。

まとめ

まとめ

生活必需品セクターは、この数年間はS&P500指数よりも低いパフォーマンスが続いているため、魅力的な投資対象に見えないかもしれません。

ただし、長期投資を前提とすれば、下記の点からおすすめできるセクターです。

・株価暴落への耐性があること
・配当利回りが高いこと
・連続増配銘柄も多いこと

長期的に堅実な投資を行いたい投資家であれば、ポートフォリオの一部に組み入れることを検討してみてはいかがでしょうか。

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