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バリュー株の時代到来?インフレの影響とVTVのパフォーマンス比較

バリュー株の時代到来?
投資初心者
投資初心者
「バリュー株がなぜ注目されているの?」
「グロース株との違いやパフォーマンスを知りたい?」

この記事では、こんなお悩みにお答えします。

この記事を書いているのは、

ケイさん
ケイさん
米国株投資経験4年の40代サラリーマン。中小企業診断士の他、証券外務員一種、FP2級の資格を保有しています。

この記事では、米国バリュー株ETFについてご案内します。

本記事の要約

・インフレと株価の関係について説明します
・VOOやQQQとパフォーマンスを比較しています。
・バリュー株ETFへの個人的な意見をまとめています。




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バリュー株投資が注目されている理由とは

セクターローション

バリュー株投資とは市場で割安に放置されている株式に注目して投資する投資手法のことです。

最近までは、GAFAMを代表とする高成長企業に投資するグロース株が注目されていました。

しかしながら、グロース株のPERが高く(割高に)なりすぎてきたことや、インフレ進行により、再びバリュー株へ資産をシフトする動きが活発となってきています。

インフレ進行による影響とは

インフレーション

2022年2月時点で、米国は6%を超えるインフレが続いており、短期間で解消される目途が立っていません。1月に発表された2021年12月のCPI(消費者物価指数)上昇率は7.0%でした。

高インフレが続くと個人消費の低迷や企業業績の悪化など、景気に与える影響が深刻なものとなります。

そのため、FRBはインフレ進行を抑えるために利上げやQT(資産縮小)を行うことになります。短期間で大幅な利上げや資産縮小をすると、株式市場には大きなマイナスとなるため、難しいかじ取りとなります。

直近のFOMCでは、2022年度の利上げ回数や利上げ幅を明確にしなかったため、市場予想を上回る利上げの可能性も考えられます。

株式市場を多少犠牲にしてでも、インフレを抑えることを優先すると考えられるため、2022年は投資家にとって、厳しい1年となりそうです。

2022年1月FOMC
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グロース株への影響が大きい理由

通信サービス

インフレ進行から利上げとなると、なぜ「グロース株」の株価が大きく下落することになるのでしょうか。

株価がどのように形成されているかを見てみましょう。

株価=EPS×PERという計算式が成り立ちます。

EPS(1株あたり利益)=純利益/発行済み株式数
PER(株価収益率)  =株価/EPS

PERは1株あたり利益(EPS)に対し、株価が何倍となっているかを表したものです。

例えば、1,000万円の純利益に対し、発行済み株式数が1万株の場合、1株あたり利益(EPS)は1,000円となります。

この会社の株価が2万円の場合、PERは「20倍」となります。株価が1万円の場合、PERは「10倍」のため、PERが高い程、割高といえます。

 

一般的にグロース株は将来の成長を見込んで、PERが高くつきやすくなります。一方、バリュー株は割安株というだけあって、グロース株に比べPERが小さくなっています。

理論上、株価は「投資家が将来にわたって得られる予想キャッシュフローを現在価値で割り引いたもの」といわれています。現在価値に引き直す際に使われる金利が上昇すると、理論上の株価も下がってしまいます。

将来キャッシュフローの成長を前提に高PERとなっているグロース株ほど、金利上昇の影響を大きく受けてしまうというわけです。

バリュー株ETF(VTV)と他のETF(VOO、QQQ)との比較

統計方法

次に3つのETF(VTV、VOO、QQQ)を比較してみることにします。

・VTVとは、バリュー株に分散投資するETF
・VOOとはS&P500指数に連動するETF
・QQQとはナスダック100指数に連動するETF

詳細は、それぞれ別記事をご参照下さい。

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各ETFの構成銘柄

上位銘柄

直近の上位構成銘柄はそれぞれ上記の通り。

VTVは配当利回りの高い金融セクターやエネルギーセクターが多く含まれています。

半年前には含まれていなかった「ファイザー」が上位銘柄に入っていますね。

VOOとQQQの上位構成銘柄は似通っていますが、QQQの方が各銘柄のシェアが高く、GAFAMだけで4割を超えています。

パフォーマンス比較

VTVチャート

(Tradingview HPより引用 VTV:青色、VOO:オレンジ色、QQQ:緑色)

まずは直近6ヵ月のチャートで比較してみましょう。

2021年12月まではQQQやVOOが高いパフォーマンスとなっていました。しかしながら、2022年1月以降、QQQとVOOが急激に下落しており、直近6ヵ月では大差がない結果でした。

VTV短期チャート
(Tradingview HPより引用 VTV:青色、VOO:オレンジ色、QQQ:緑色)

次に直近1ヵ月で比較してみます。

QQQが10%以上マイナスとなっているのに対し、VTVは1%未満のマイナスで済んでおり、明暗が分かれる結果となりました。

まとめ

まとめ

2022年3月にはテーパリングの終了と利上げ開始が予想されています。

株式市場がまだ正確に利上げの回数や利上げ幅を織り込めていない状況のため、これから一段と株式市場が下落する可能性があります。

ただし、長期資産形成を念頭にしているのであれば、株価暴落は「絶好の買い場」とも考えられます。

当面はバリュー株が優位な状況が続きそうですが、長期目線で少しずつ買い増していく方針であれば自分の好みに合わせてポートフォリオを組めば良いのではないでしょうか。

個人的には配当利回り3%前後となる水準にまで下がればVTVかVYM(高配当ETF)の購入を検討するつもりです。また、VOOやQQQも下がったタイミングで少しずつ積立投資をしていきたいと考えています。

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