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REITとは 米国ETF【IYR】【XLRE】【RWR】を比較

REITとは アイキャッチ画像
投資初心者
投資初心者
「REITとは?」
「不動産ETFはどれを選べばいいの?」

この記事では、こんなお悩みにお答えします。

この記事を書いているのは、

ケイさん
ケイさん
米国株投資経験3年の40代サラリーマン。中小企業診断士の他、証券外務員一種、FP2級の資格を保有しています。

この記事では、米国不動産ETFについてご案内します。

本記事の要約

・REITの概要について説明します
・3つの不動産ETFを比較しています。
・XLREをおすすめする理由を解説しています。




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REIT(リート)とは

REIT
REIT(Real Estate Investment Trust)とは不動産投資信託
のことです。

一般の投資信託と同様、多数の投資家から集めた資金をプロが運用するのですが、投資対象がオフィスビル、商業施設、住宅、ホテル、物流施設などの不動産となります。

REIT特有の特徴として、収益の90%以上を配当として投資家に還元する場合、REITの法人税が非課税になるというものがあります。

積極的に投資家に利益を還元する仕組みであることから、インカムゲインを期待する投資家にとって魅力的な投資対象となります。

米国不動産セクターのETF

不動産セクター
米国の不動産セクターに投資するETFは、主にREITへの投資を行っています。

日本の証券会社で買えるもので代表的な不動産ETFはIYR、XLRE、RWRの3つです。それぞれのETFの概要を確認してみましょう。

IYR、XLRE、RWRの概要

IYR概要

IYRが2000年、RWRが2001年とそれぞれ20年以上の歴史があります。XLREは2015年からと比較的新しいETFです。

IYRの経費率が0.42%と米国ETFとしてはやや高い印象です。RWRの0.25%、XLREの0.12%と比較するとやはり高いですね。

過去5年間のトータルリターンは、XLRE>IYR>RWRの順となっています。

XLREは経費率が低く、パフォーマンスが高いので純資産総額で既にRWRを抜いて
います。

資産構成の比較

IYR資産構成

IYRの特徴はREIT以外の不動産関連銘柄も投資対象としていることです。3つのETFの中では最も広範囲であり、銘柄数が多いことを確認しておきましょう。

RWRの特徴は、オフィスや住宅、小売など伝統的なREITが投資対象であることが特徴です。

XLREはS&P500指数に採用されている不動産セクターの銘柄を投資対象としています。大型REITに特化しており銘柄数も少ないことが特徴。運用会社の資料によると、資産構成はREIT約97%と表示されていました。

上位銘柄

IYR上位銘柄 XLRE上位銘柄 RWR上位銘柄

各ETFの上位銘柄は以上の通り。日本ではあまり馴染みがなく、比較が難しいですが、
IYRとXLREの上位1~9位までが同じ銘柄となっていますね。

チャート比較

IYRチャート比較
(TradingView HPより引用 IYR:青色、XLRE:オレンジ色、RWR:緑色、VOO:黄色)

5年間の増減率を比較したチャートです。S&P500指数に連動するVOOに大きく引き離されていますね。

新型コロナで大きく落ち込んだ後、不動産セクターは回復が遅れていましたが、2021年に入り、ようやくコロナ前の水準まで戻すことができました。

3つの不動産ETFは似た動きをしているものの、2019年以降、RWRのパフォーマンスが厳しくなっていることが分かります。

分配金比較

IYR配当推移
不動産ETFの利回りは3~4%近辺で推移していますね。しかし、ここ数年間の年間分配金は横這いもしくは減少傾向にあります。特にIYRの年間分配金が減少トレンドであることが気になりますね。

米国株式が高成長を続けてきたことを考えると、不動産セクターは厳しい状況だったといえます。ただし、国債利回りが大きく低下する中でも、3%前後で安定した分配金が得られることが、不動産ETFの魅力とも考えられます。

おすすめの不動産ETF

どちらがおすすめ
米国不動産ETFの中で、私が個人的におすすめするのはXLREです。

おすすめ理由は次の3点

1.経費率が最も低いから。
2.パフォーマンスが最も良いから。
3.投資対象が分かりやすいから。

やはり経費率(コスト)が低いことは、長期投資にとって重要です。XLREは純資産が順調に成長していることから、今後更に経費率が引き下げられる可能性もあると考えています。

経費率の差が直近のパフォーマンスにも表れています。IYRはREIT以外にも投資をしていますが、チャート比較ではその影響はあまり見受けられません。単純にパフォーマンスが最も良いことが第2のおすすめ理由です。

S&P500指数に採用されている大型REITに特化しているため、3つの中では最も分かりやすいETFです。構成銘柄29は少ないと感じるかもしれません。しかし、各REITが多数の物件に投資しているため、相応にリスク分散はできています。上記チャート比較の通り、他のETFとほとんど同じ動きをしていることからも銘柄数の少なさは問題にはならなさそうです。

おすすめの投資方法

積立投資
最後におすすめの投資方法を紹介します。私がおすすめする投資方法は、利回り3.5%程度を目標に株価下落のタイミングで段階的に追加投資をしていくというものです。コロナ前の2018~2019年の利回り水準を目標としています。

XLREは直近(2020年9月~2021年6月)の年間分配金合計が1.346ドルなので、

1.346ドル ÷ 3.5%=38.46ドル

2021年7月時点では45ドル近辺で推移しています。利回り3%計算で44.87ドルとなりますが、少なくとも3%は確保したいところです。

相場の下落がいつになるかは分からないので、少額で定期購入から始めてみても良いでしょう。

注意点として、REITは現物不動産と異なり、不況時には株式よりも暴落する可能性があることを理解しておく必要があります。

しかし、他の資産に比べ相対的に高い利回りが確保できることやインフレに強い資産として注目が集まってきています。

コロナワクチン普及など、不動産セクターにプラスの材料が増えてきています。高配当投資を目指すのであれば、ポートフォリオの一部に組み入れることを検討してみてはいかがでしょうか

最後に、本記事を要約すると

本記事のまとめ

・REITは安定した配当の仕組みがあり魅力。
・不動産ETFはS&P500に大きく劣後も、2021年に入り回復傾向。
・XLREが収益・コスト面でおすすめ。