「VOOとどちらを選べばいいの?」
この記事では、こんなお悩みにお答えします。
この記事を書いているのは、
この記事では、IT企業を中心に投資するQQQについてご案内します。
・QQQの概要について説明します
・QQQとVOOのパフォーマンスを比較しています。
・おすすめの投資方法について説明しています。
QQQとは
QQQの正式名称は「インベスコQQQトラスト・シリーズ1」
QQQとは、ナスダックに上場している時価総額上位の中から金融セクターを除く100社で構成された「ナスダック100指数」に連動した投資成果を目指す米国ETFです。
コンピューター、通信、小売り、卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要企業で
構成されています。
特にGAFAMなどのハイテク株の割合が高いことが特徴です。
QQQの特徴
高い成長性

(TradingView HPより引用 青色:QQQ、オレンジ:VOO)
上記のチャートは過去5年間の株価上昇率について、S&P500指数に連動するVOOと比較したものです。VOOに比べ、ここ数年間のパフォーマンスがより高いことが分かります。
また、新型コロナの影響により2020年3~4月にはどちらも同じように暴落していますが、QQQの回復がより早くなっています。
VOOに比べ、QQQの成長が高い要因はなぜでしょうか?
上位構成銘柄
アップル、マイクロソフト、アマゾンなど世界的なIT企業が上位を占めています。S&P500指数に連動するVOOも上位1~3位は同じ銘柄ですが、シェアは1位のアップルでも6%未満であるのに対し、QQQでは10%超と開きがあります。
上位10銘柄のシェアが50%超(VOOは約27%)と大きく、高成長のIT企業の比重が
より高くなっていることが、高いパフォーマンスの要因です。
セクター別
情報技術(IT)、通信、一般消費財の上位3セクターで80%以上を占めています。一般消費財のシェアが高いことも注目です。(VOOの一般消費財は約6%)
QQQの概要 VOOとの比較

経費率
経費率は0.2%とVOOの0.03%と比べると高くなっています。しかし、100万円投資をしても、年間2,000円だけしかかかりません。高いパフォーマンスを考慮すれば、問題とならない水準です。
分配金実績・配当利回り
直近の配当利回りは約0.5%であり、株価上昇の影響により利回りは低下傾向にあります。
分配金の金額は増加傾向ですが、バンガード社のVOOやVTIなどと比べると配当利回りの面では見劣りしてしまいます。
QQQは分配金よりも、キャピタルゲイン狙いの投資家に向いている銘柄といえます。
QQQと比較対象の投資信託
(楽天証券HPより引用)
QQQと同じようにナスダック100指数に連動する投資信託が「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」です。
設定が2018年8月と比較的新しい商品であり、純資産総額265億円と大きいとはいえませんが、前年比+571%と高成長を続けています。
米国ETFと違い、無配当でありファンド内で再投資される商品です。過去1年の成長率は45%となっています。
信託報酬(経費率)は0.495%とQQQの0.2%に比べ高くなっていますが、円ベースで100円から投資できるので、手軽に始めるならこの投資信託がおすすめです。
おすすめの買い方
初心者の場合、「少額で定期的に積立を続けていく」ことをおすすめします。
QQQは主に米国のハイテク企業に投資しており、既に割高感も出てきている状況です。そのため短期的には暴落する局面も考えられますが、過去の実績では暴落後もしっかりと価格を戻しており、中長期的にはこれからも成長が期待できる銘柄です。
為替や相場動向を判断しながら、投資を行うことは初心者には難しいと思いますが、資金に余裕があるのであれば、自分で決めた水準を下回る月は、通常より多めに積立を行うといった方法もおすすめです。
このような機動的な買い方ができることも、米国ETF投資の魅力の一つです。
売買はドル建てで行うため、円高が進んだ場合に、多めにドル預金として備えておくのも良いでしょう。
QQQを購入する際におすすめの証券会社
米国ETFを買うなら、以下の証券会社がおすすめです。
楽天証券
楽天証券は、楽天経済圏ユーザーはもちろんのこと、初心者にも分かりやすい管理画面が人気です。90日間の指値取引にも対応しています。
SBI証券
SBI証券では、米国ETFの定期買付サービスを行っています。積立投資を考えているのであれば、おすすめです。
マネックス証券
マネックス証券は、米国株の取り扱い銘柄が豊富で、90日間の指値取引にも対応しています。

