「米国ETFでおすすめの銘柄を知りたい」
この記事では、こんなお悩みにお答えします。
この記事を書いているのは、
結論になりますが、この記事では、VOOをおすすめしています。
VOOとは
VOOの正式名称は、「バンガードS&P500ETF」
VOOとは、S&P500指数に連動する成果を目指すファンドです。
S&P500とは、米国の証券取引所に上場している代表的な500銘柄で
構成される株価指数をいいます。
時価総額において、米国株式市場の約80%を占めており、アメリカ経済全体の
動向を反映する代表的な指数として、投資家に広く利用されています。
VOOをおすすめする理由
引用元: https://jp.tradingview.com/symbols/AMEX-VOO/
VOOの高い成長性
上記のチャートは、2010年9月に設定されてから現在までの推移を示しています。短期的には下落する局面もありますが、長期的には右肩上がりの高い成長を続けています。
なぜ、これほどまでに高い成長が続くのでしょうか?
主な構成銘柄を見てみましょう。
上位10銘柄
アップル、マイクロソフト、アマゾンなど世界的なIT企業が上位を占めています。
上位10銘柄だけで、全体の25%以上を占めています。
(ちなみに、アルファベットはグーグルのことです。)
世界経済を牽引するアメリカ企業に投資することで、高い成長という経済的な恩恵が得られる商品といえます。
S&P500指数には、時価総額が53億ドル(約5,700億円)以上で過去1年間黒字を継続している等の選考基準があります。銘柄の入れ替えは不定期ではありますが、長期で高い成長を続ける要因の一つといえます。
セクター別
情報技術(IT)、ヘルスケア、生活必需品の上位3セクターで50%以上を占めています。
分配金
四半期毎(1,4,7,10月)に分配金を受け取ることができます。
ちなみに、2020年の年間分配金は5.3ドルです。
分配金利回りは、概ね2%前後で推移しています。
アメリカ企業には「株主還元」の文化が根づいており、「配当金の増配」や「自社株買い」による積極的な株主還元を行う傾向があります。
自社株買いとは、発行済株式を自ら買い戻すことです。1株当りの利益が増加することになり、株価上昇につながります。
高い成長を続けながら、分配金も受け取ることができることが、VOOをおすすめする理由です。
VOOの概要

IVVとの比較
IVVの正式名称は「ⅰシェアーズ・コアS&P500ETF」。IVVもS&P500指数連動のETFです。IVVはVOOよりも歴史が古く、資産規模も大きい銘柄です。
経費率はどちらも0.03%と圧倒的な低コストとなっています。
100万円を運用した場合、年間コスト300円と驚きの水準です。
どちらもS&P500指数に連動しているため、ほとんど同じパフォーマンスではありますが、
私がVOOをおすすめしている理由は、
1.わずかながら、VOOのパフォーマンスの方が優れているから
2.基準価格はVOOの方が低く、初心者が少額投資をするのに向いているから
おすすめの買い方
初心者の場合、「少額で定期的に積立を続けていく」ことをおすすめします。
VOOはアメリカ経済全体に投資しているようなものなので、流動性が高い銘柄です。短期的には暴落する局面もありますが、しっかりと価格を戻しており、設定以来順調に成長を続けています。
為替や相場動向を判断しながら、投資を行うことは初心者には難しいと思いますが、
資金に余裕があるのであれば、自分で決めた水準を下回る月は、通常より多めに積立を行う
といった方法もおすすめです。
売買はドル建てで行うため、円高が進んだ場合に、多めにドル預金として備えておくのも良いでしょう。
VOOを購入する際におすすめの証券会社
米国ETFを買うなら、以下の証券会社がおすすめです。
楽天証券
楽天証券は、楽天経済圏ユーザーはもちろんのこと、初心者にも分かりやすい管理画面が人気です。90日間の指値取引にも対応しています。
SBI証券
SBI証券では、米国ETFの定期買付サービスを行っています。積立投資を考えているのであれば、おすすめです。
マネックス証券
マネックス証券は、米国株の取り扱い銘柄が豊富で、90日間の指値取引にも対応しています。

