基礎編

キャピタルゲインとインカムゲイン メリット・デメリットについて

キャピタルゲインと インカムゲイン
投資初心者
投資初心者
「キャピタルゲインとは?」
「投資で重視すべきなのは?」

この記事では、こんな疑問にお答えします。

この記事を書いているのは、

ケイさん
ケイさん
米国株投資経験3年の40代サラリーマン。中小企業診断士の他、証券外務員一種、FP2級の資格を保有しています。
本記事の要約

・キャピタルゲインとインカムゲインの概要を説明しています
・それぞれのメリット・デメリットを解説しています。
・おすすめの投資方法について説明しています。



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キャピタルゲイン、インカムゲイン 【概要】

キャピタルゲイン特徴
株式投資をすることで得られる利益には、以下の2通りがあります

・キャピタルゲイン
・インカムゲイン

それぞれの概要から見てみましょう。

キャピタルゲインについて

キャピタルゲインとは、持っている株式などの資産を買ったときより高く売ることで得られる利益のことです。

この利益は「売却時」のみ発生することを覚えておきましょう。

例えば、100万円で購入した株式を、120万円で売却した場合、差額の20万円がキャピタルゲインとなります(税金を考慮しない場合)。

インカムゲインについて

配当収入や家賃収入にはどのような特徴があるでしょうか?
これらは株式や賃貸不動産を持っているだけで、定期的に収益を生み出してくれますね。このように持っているいるだけで得られる利益をインカムゲインといいます。

例えば、100万円の株式で2%の配当利回りの銘柄であれば、年2万円の配当収入のことを指します。(税金を考慮しない場合)

キャピタルゲイン メリット

①短い期間で利益が出やすい

VT チャート比較
(Trading View HPより引用)

短い期間でも比較的大きな利益が出やすいことがキャピタルゲインの特徴です。例えば2020年のように株価が暴落した後、短期間に急回復することも起こりえます。

株式市場は常に変動しているため、短期でも利益のチャンスがあるといえます。

②長期間では成功しやすい

短期間で大きな利益を得られるということは、反対に短期で損失を出してしまうかもしれないということでもあります。

一方、米国ETFのような分散投資をする場合、上記チャートのように長期的には右肩上がりの成長が見込まれます

キャピタルゲイン デメリット

①損失のリスク

将来の株式市場がどのようになるかを予測することはプロでも難しいといわれています。株価は、企業業績だけではなく、景気や金利、政治情勢、機関投資家の動向など、さまざまな要因によって変動するためです。

キャピタルゲインを狙っても、予想に反して大きな損失を出してしまう可能性もあるため注意しましょう。

②売却まで利益が確定しない

キャピタルゲインが発生するタイミングは「売却時のみ」となります。

株価が上昇しても「もう少し持っておけば、もっと利益が出る」と考えている間に、急に株価が下落してしまう可能性もあります。

特に投資初心者にとって、利益が出ているタイミングで売り抜けることは簡単ではないことも知っておきましょう。

インカムゲイン メリット

特徴

①収入の予想が立てやすい

インカムゲインは、株式・ETFなどを保有しているだけで定期的に得ることができる不労所得になります。株式の配当は年2回や四半期毎など、スケジュールが決まっています。そのため将来の収入を予想しやすいことも特徴といえます。

株式やETFには元本割れのリスクもありますが、堅実な投資を好む投資家にとって、定期的なキャッシュフローは心理的な安心につながるメリットがあります。

②売却のことを考える必要がない

キャピタルゲイン狙いの場合、「いつ売却するか」を考える必要がありますが、インカムゲイン狙いの場合は考えなくても大丈夫。長期で保有する投資方法であるためです。

売却のことを考えずに投資をすることができるので、投資初心者にとっても取り組みやすい方法といえます。

資産売却を前提としないため、運用期間中の株価の値動きをあまり気にする必要がありません。

インカムゲイン デメリット

①収入が予想通りとならないことも

優良企業の株式であれば、配当も安定していたり、増配となることも多くあります。ただし、景気の影響など予想外の業績悪化などにより、個別株の場合は減配となったり、配当が出ないこともありえます。

ただし、米国ETFのような分散投資の場合、利回りが低下することはあっても、無配当になるリスクは極めて限定的です。定期的に安定した利益を得るためにも、分散投資を心がけるようにしましょう。

②複利効果の面でマイナス

配当有無比較
インカムゲイン狙いの場合、定期的な配当収入に対して都度課税されることになります。配当収入を再投資したとしても、無配銘柄に比べ、複利効果の面では劣ることになります。

具体例を挙げて比較してみましょう。

≪投資金額100万円、年5%の利益(税率20%)が出るケース≫
A:利益全額を配当(年1回)として受け取り、再投資するケース
B:配当が無く、内部留保として再投資されるケース

Aのケースでは配当収入に対し、毎年20%課税されます。税引後の配当収入を再投資した場合でも、Bのケースに比べパフォーマンスが低くなります。

10年後の投資残高は下記の通り。

A:1,480千円
B:1,629千円

グラフを見て分かるとおり、長期になるほど複利効果の差が大きく表れることとなります。

どちらの投資方法がおすすめ?

どちらがおすすめ
それでは、キャピタルゲインとインカムゲインのどちらの投資を選べば良いのでしょうか。

その答えは、

「投資目的」による

となります。

投資家それぞれで、下記項目のように考え方や投資条件はさまざまです。

・リスク許容度(どれぐらいリスクが取れるか)
・投資選好(どのような投資を好むか)
・投資経験
・年齢
・家族構成
・資産背景など

そこで、「投資目的ごとに分けて考えてみる」ことをおすすめします。

例えば、以下の通りです。

・老後資産形成、将来の住宅購入・教育資金の準備などであれば、
⇒キャピタルゲイン狙い

・家計の収支改善、現在・近い将来のための資金準備などであれば、
⇒インカムゲイン狙い

いずれの場合も、「長期投資」をメインに考えるようにしましょう。

長期の資産形成目的の場合、複利効果を考えれば、キャピタルゲイン狙いの方がパフォーマンスが良くなる可能性が高くなります。

一方、今の生活やキャッシュフローを良くしたい・投資のメリットを享受・実感したいという投資家にとっては、インカムゲイン狙いの方が相性が良いかもしれません。

一般の投資家にとってはキャピタルゲイン狙いの短期投資はリスクが高く、おすすめできません。短期投資を行う場合でも、金融資産の10%以下のように無理のない範囲で行うべきでしょう。

米国ETFをおすすめする理由

米国ETF
私個人としては、「インカムゲイン」の割合を多くするようにしています。

40代のファミリー世帯ということもあり、「今」と「近い将来」のキャッシュフローを重視しているためです。

しかし投資目的も一つに絞る必要はありません。私自身も「老後資産形成」用として行っている投資(ideco他)はキャピタルゲイン狙いのインデックス投資に集中しています。

VYMなどの米国高配当ETFであれば、定期収入を得ながらも、長期的な値上がりも期待できます。つまり、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の両方を期待することができるわけです。

また保有コストが低いことも長期では重要であるため、米国ETF投資はおすすめできます。

米国ETFは銘柄も豊富にあります。いくつかの銘柄を組み合わせることで、自分に合うポートフォリオを考えてみてはいかがでしょうか。

今回の記事をまとめると、

本記事のまとめ

・キャピタルゲイン狙いも長期がおすすめである
・インカムゲインは定期収入が得られる分、複利効果が薄れる
・投資目的に合わせて、投資方法を使い分けるとよい

VYMアイキャッチ画像
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