銘柄

ARKのETFとは アクティブ運用の特徴や証券会社について 

ARKのETFとは
投資初心者
投資初心者
「ARKのETFとは?」
「どこの証券会社で買えるの?」

この記事では、こんな疑問にお答えします。

この記事を書いているのは、

ケイさん
ケイさん
米国株投資経験3年の40代サラリーマン。中小企業診断士の他、証券外務員一種、FP2級の資格を保有しています。

この記事では、ARKのETFについて解説します。

本記事の要約

・ARK社の概要や特徴について説明します
・代表銘柄の特徴をまとめています。
・ARKのETFを買える証券会社について解説しています。




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ARKとは

キャシーウッド
(日興アセットマネジメント HPより引用)

最近、日経新聞などで目にすることがあるARK(アーク)のETFはどのようなものか気になったので調べてみました。

ARKインベスト・マネジメント(以下、ARK社)は2014年にアメリカにて創業した資産運用会社。

未来の社会を変えてしまうような革新的な「破壊的イノベーション」へのリサーチ・投資に特化した運用会社であり、非常にユニークな運用会社です。

創業者はARK社のCEO兼CIOでもあるキャシー・ウッド氏。大手運用会社で12年間、グローバルテーマ株式運用のCIOとして50億ドル以上を運用してきた実績があるそうです。

ダボス会議へ出席したこともあり、「女性版ウォーレン・バフェット」とも呼ばれるなど注目を集めている人物でした。

ダボス会議とは、スイス東部のダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会のこと。世界を代表する政治家や実業家が一堂に会し、世界経済や環境問題など幅広いテーマを扱うため、世界に強い影響力を持っています。日本からは首相や経済学者が出席しています。

破壊的イノベーションとは

破壊的イノベーション
(日興アセットマネジメント HPより引用)

「破壊的イノベーション」とはどのようなものでしょうか?

ARK社が考える「破壊的イノベーション」には3つの条件があるようです。

1.劇的に生産性の向上をもたらすこと
2.急激なコスト低下をもたらすこと
3.他のイノベーションを創出するプラットフォームであること

過去のイノベーションで記憶に新しいのは「インターネット」ですね。現在進行中のイノベーションは以下の5つ。

・ゲノム解析
・ロボティクス
・ブロックチェーン
・人工知能(AI)
・エネルギー貯蔵

AIやロボティクスなどは既に幅広く実用化されているので、イメージはできそうですね。

ブロックチェーンといえば仮想通貨を連想するかもしれませんが、それ以外にも新たな決済システムとして大きな変革をもたらす可能性があるようです。

ゲノム解析とは多くの生物の遺伝情報を解明することです。病気の予防・診断や画期的な新薬の開発が期待されています。

エネルギー貯蔵は太陽光や風力などで発電したエネルギーをクリーンで効率的に貯蔵する技術であり、地球環境問題解決に向け重要なテーマといえます。

ARK社の独自性

イノベーション

ARK社の運用するETFはなぜ高いパフォーマンスを実現してきたのでしょうか?その要因を探る上で、ARK社の他社とは異なる特徴について確認してみましょう。

第一に、足元の決算書や業績数字だけではなく、ベンチャーキャピタルの視点で投資機会を捉えようとするスタンスを取っています。

そして技術の急速な進化により、将来の爆発的な成長を予測しながら、市場から過小評価されている3~5年の成長機会に着目しています。

また、ARK社ではアナリストをセクター別ではなく、イノベーション技術毎に配置。それぞれの技術を深く専門的に掘り下げることができているようです。

最も注目した特徴が、自社のリサーチ結果をインターネットやSNSを通じて積極的に公開していることです。

専門家や研究者と知見交換することで、イノベーション技術の理解を深めることを優先しており、先進的な企業であることが分かります。

ARK社のETF

ARK 銘柄

ARK社は現在(2021年9月時点)、合計8つのETFを運用しています。「アクティブ運用型」がメインであり、この記事では代表的な銘柄である「ARKK」について紹介していきます。

ARKKとは

ARKK概要

ARKKの正式名称は、アーク・イノベーションETF。破壊的イノベーション関連企業の株式銘柄への投資を目指しています。

アクティブ運用のため経費率は0.75%とやや高くなっていますね。純資産総額は2兆円を超えており、全世界株式に分散投資するVTを上回っています。2014年設定と歴史の浅い銘柄であることから、資産規模も急成長していることが分かります。

組入上位銘柄

上位銘柄

上位10銘柄で約50%のシェアとなっています。トップは電気自動車や再生可能エネルギーを手がけるテスラです。2位はオンライン(遠隔)診断等を手掛ける医療サービスのテラドック・ヘルス。3位は仮想通貨取引所を運営するコインベースグローバルとなっています。

WEB会議システムのズーム低予算でEC通販サイトを構築できるショッピファイ無料で音楽を楽しめるストリーミングサービスを提供するスポティファイは、日本でも有名ですね。

パフォーマンス比較

ARKKチャート
(TradingView HPより 青色:ARKK、オレンジ色:VOO、緑色:QQQ)

次に代表的な他のETFとパフォーマンスを比較してみます。

過去5年間の増減率を表しています。S&P500指数に連動するVOO、ナスダック100指数に連動するするQQQは、最近のパフォーマンスが高く、人気のインデックスETFです。

5年間の増減率はVOO(112%)、QQQ(233%)に対し、ARKKはなんと496%でした。比較してみると、ARKKのパフォーマンスがいかに驚異的であるか分かりますね。

ただし、今後もこのまま高いパフォーマンスが続くかは分かりません。暴落局面ではより大きく値下がりするリスクがあるため注目です。

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ARK社のETFはどこの証券会社で買える?

サクソバンク証券

最後に証券会社についてです。残念ながら日本の証券会社では、ARK社のETFを購入することはできません。

そのためARK社のETFを取り扱っている海外の証券会社で口座を開設する必要があります。日本語のWEBサイトが存在する証券会社はサクソバンク証券IG証券

ただし、どちらも特定口座を利用することができないというデメリットがあるため、一般口座を利用するしかありません。

ETFを購入した場合、年間の譲渡損益・譲渡所得を計算し、確定申告を行うなど面倒な手続きが必要となるため注意が必要です。

また日本では日興アセットマネジメントがARK社と戦略的パートナーとなっています。ARK社が助言対象となっており、日興アセットマネジメントが運用している投資信託であれば、日本の金融機関で購入することは可能です。

しかし、日本で販売している投資信託は販売手数料約3%、信託報酬も年1.6~1.9%かかってしまうため、おすすめはできません

ご参考として「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」の取り扱い金融機関はみずほ銀行とみずほ証券になります。

いかがだったでしょうか。ARK社に限らず、最近はアクティブ運用型のETFへの注目が集まってきています。今後、日本の証券会社で買えるアクティブ運用型のETFが増えてくる可能性もありそうですね。

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