「米国株ってこれから投資しても大丈夫?」
この記事では、こんな疑問にお答えします。
この記事を書いているのは、
この記事の内容は次のとおり
・米国株の成長性について説明します。
・米国に増配企業が多い理由について解説しています
・これからも米国株がおすすめの理由が分かります。
高い成長性
(引用:pwalker HP https://www.pwalker.jp/)
米国株をおすすめする理由として第一にあげられるのが、米国経済の「高い成長性」です。
NYダウの株価指数の長期チャートを見てみましょう。短期的には何度も暴落する場面がありますが、長期でみると右肩上がりに成長を続けていることが分かります。
近年でもリーマンショックで大きく暴落した後、2010年頃からはGAFAM(*)などのIT企業の台頭により、急成長を続けています。
*グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトのこと
全世界株式の時価総額ベースで米国株式のシェアが約6割を占めており、米国が世界経済を牽引していることが分かります。
アップル、P&G、コカ・コーラなど、米国に本社を置きながら、世界各国に事業を展開しているグローバル企業が多いことも魅力です。
このようなグローバル企業は日本などの先進国にとどまらず、新興国の各国にも進出していることから、米国株式へ投資することで世界経済の成長を取り込むことができるのです。
株主還元の文化
米国ではコーポレートガバナンス(企業統治)が確立されており、株主重視の経営が求められています。
『会社は株主のモノ』という意識が強く、配当や自社株買いに積極的なことも米国企業の特徴です。
日本で株の配当は年2回が一般的なのに対し、米国では年4回の配当が一般的であり、配当を重視している文化の表れともいえます。
配当金の支払いを毎年増額している銘柄のことを「連続増配銘柄」と呼んでおり、日本では花王の31年連続がトップ。
米国では、アメリカン・ステイツ・ウォーターの66年連続を筆頭に、50年以上連続増配を続けている銘柄が30社以上もあるから驚きです。
配当金を増額したり、自社株買いを積極的に行うということは、それだけ企業の財務体力が健全であるともいえるので、投資対象としておすすめできます。
人口増加

長期の投資対象を検討する上で、その地域の人口が増えているのか、減っているのかということはとても重要です。人口の増減はそのまま需要の増減に直結するため、将来の経済力を予測する一つの要因となります。
(米国の人口推移)
(日本の人口推移)
米国と日本の1990年~2019年までの人口推移を比べてみましょう。
日本は2009年の1億2,855万人をピークに減少傾向が続いています。
一方、米国は人口の推移についても、きれいな右肩上がりの成長を続けています。
新型コロナウイルスの影響により、米国の人口成長率も鈍化してきていますが、ヨーロッパや日本がマイナス成長であるのに対し、米国ではプラス成長を続けています。
人口が増えれば、それだけモノが売れてサービスを利用する人が増えるので、経済が成長しやすいということになります。
まとめ
本日の記事をまとめると
・米国はグローバルに活躍する企業も多く、長期に渡り成長を続けている
・米国は株主重視の文化が根づいており、配当や自社株買いに積極的
・米国は人口増加を続けており、これからも成長が期待できる
米国株や米国ETFには、その他にも1株から購入することができ、少額投資に向いているといった取り組みやすいメリットもあります。(日本の株式では100株単位で、数十万円必要な銘柄も多くあります)
個別株の場合、投資初心者にとって企業分析のハードルも高く、分散投資も難しくなります。米国ETFであれば、少額から米国経済全体への投資を行うことも可能です。
長期資産形成には、長年の実績があり、今後も成長が見込める米国への投資がおすすめです。まずは、少額から始めてみませんか?
